2017年 02月 07日 ( 1 )

トールのカブト星雲(NGC2359)

300mmレンズの限界に挑戦するシリーズ。
今回はその形状がトール(北欧の神話に出てくる戦闘神)の兜に似ていることから、「トールのカブト星雲」と呼ばれている、おおいぬ座の淡い散光星雲です。
撮影はいつものように安倍川河川敷からなので、光害の影響は覚悟の上でしたが、それでも抜群の透明度に期待して露出すること48分・・。
すると中央の青い部分のヘルメットと、その左右の紫色の角が炙り出せました(写真は左が北になります)↓

e0344621_23214784.jpg

ところでこの星雲には、もともと赤色巨星であった星の外層が吹き飛ばされ中心星として残った、ウォルフ・ライエ星(HD 56925)という、11等の青色巨星が存在しています。
これは他の恒星に比べて表面温度が非常に高く、強い恒星風が吹いている星で、この兜構造はウォルフ・ライエ星から噴出したガスが広がってできた、宇宙の泡なのだそうです。
そしてこの神秘的な色合いもまた、この特殊な環境を反映しているのかもしれませんね☆
(D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 Capture NX-D で現像後 ステライメージ7にて3min×16枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり 静岡市葵区俵沢)

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by dr_piano | 2017-02-07 23:24 | 星雲星団 | Comments(10)