アンタレス付近から青い馬まで
天文ファンの間ではカラフルタウンとして知られている、アンタレス付近です。
画面に色を添える役回りとしての、複雑な暗黒星雲と分子雲もまた、見逃せない存在です。
(Apr,22, 2018 810A Apo-Sonnar T* 135mm F2→4 ISO 1600 Capture NX-D で現像後ステライメージ7にてコンポジット(4min x 8枚)&編集 スカイメモRにてノータッチガイド 静岡市葵区梅ヶ島)
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by dr_piano | 2018-04-28 07:42 | Comments(8)
「あ!しまった!」と焦ったけれど
思いがけず、墨汁の粒子に光が当たって
いろんな色に輝きだして わぁ、びっくり~、っていうことなんですね♪
暗黒星雲がなければ この美しい赤い色もない という、まさに陰陽セットの神秘。
こちらで素敵な世界を教えていただいて、
またひとつ「感動」のコレクションが増えました♪
今時の定番と言うかアンタレス付近、全国各地で色んな表情見せてくれますね、青い馬もバッチシ、静岡市葵区梅ヶ島だと天の川方向結構暗いのでは無いでしょうか。
カラフルな色にミッキー添えてディズニーの世界ですね。
全天一の美しさを誇るこのアンタレス付近ですが、この暗黒星雲の存在が、実に魅力的ですよね☆
実は私も、並行して流れる黒い筋を勝手に「墨流し星雲」と呼んでいます^^
そして今後の課題は、画面右の輝星周囲の赤い散光星雲と、画面全体に見え隠れする分子雲をどこまで炙り出せるかです。
次回は新スポットで、長時間露光にチャレンジしてみます♪
おそらくこの夜は全国の天文ファンが、アンタレスにレンズを向けていたでしょう!
そして定番の構図ではありますが、毎回新しい発見があるので、やめられません^^
ところでこのスポットでは、静岡市街からの明かりが少なくなる夜半~薄明にはかなり良い条件になるのですが、周囲が山のため低空の撮影が難しいのが課題です。
そこで次回は、星仲間が開拓した視界の良い新スポットで、たっぷり露出をかけて撮りたいと思っています♪
その通りでして、特に望遠レンズで撮影する時には、隠れミッキーの ρ星を頂点とした、五角形を意識してフレーミングしています^^
そしていつも思うのですが、ここにこのような三色の星雲があるとは、夢にも思いませんでした。
しかも30分の露出で、ここまで写せるとは・・。
デジタルカメラの進化って凄いですよね!
カラフルな星雲に微光星、入り組んだ暗黒星雲と、お見事です。ここはやっぱり年に一度は撮りたいところです。
夏の星雲星団は、撮りたいところがたくさんあって目移りして困ります。一か所をじっくり狙いたいけどいろんなところを撮りたいし、悩みますね^^
夏の天の川周辺は撮影対象が数多くありますが、夏の夜は短く、しかも街の光が落ち着くのは夜半過ぎというのが、悩みの種ですよね。
と言う訳で、次回の遠征ではどこに対象を絞ろうかと、南中時間と照らし合わせながら検討中です。
梅雨に入る前に、もう一度大気の澄んだ条件で、撮影したいですね♪