昨夜は今秋で最高の星空になりました☆
そこでいつものように、星見仲間の皆さんと藁科川上流のスポットに遠征したわけですが、私は都合で夜半からの参加でしたので、すでに西に傾き始めたアンドロメダ等の秋のメジャーな対象は最初からスルーしました。
そのかわり先日の光害下の試し撮りでも青い反射星雲が確認出来た、M42西部の淡い散光星雲に狙いを定めての撮影開始です。
まずはアポゾナーでの全体像からですが、さすがに透明度の良い観測地ですといつもの河川敷とは比べものにならないくらい、いろいろハッキリ写っています(Apo-Sonnar T* 135mm F2→3.2 4min×5枚)↓
まずはリゲルの周囲~下方(南)に延びるバーナードループの末端部。
そしてエリダヌス座β星のCurusaの南には、お馴染みの魔女が顔立ちクッキリで浮かび上がります。
さらに北東にはオリオン座の反射星雲NGC1788と南に繋がる赤い散光星雲等々・・。
これらも単独でじっくり撮りたいところですが、今夜の目的はオリオンのη星とτ星の間に広がる星雲群なので、ここで300mmレンズにバトンタッチです(AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 4min X23枚)↓
画面下の横になったV字のSh2-278を始め、その上方に広がる青~紫の星雲が実に美しいですね。
すぐ東隣にあるM42があまりにも有名で見栄えがするので、この星域はあまり注目されませんが、私個人的には赤と青が絶妙にブレンドしているこの星雲群の美しさは、あのアンタレス付近のそれに匹敵するものと確信しています。
ところで相手が超薄い星雲のため、当初の目標は最低2時間露出としてスタートしましたが、90分を過ぎた辺りから、星像が微妙に流れ出したので、やむなく終了となりました。
原因は不明ですが、画像処理中に見直してみますと並進移動が大きいので、オートガイドのないこのシステムの限界かもしれません。
これは今後の課題にしたいと思います。
(共通データ:Nov. 19, 2017 810A ISO1600 Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にてコンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド 川根本町)
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