りゅう座の Little Queen(ミニ・カシオペア)

星撮り遠征の合間に、気になった星列(Asterism)を巡るシリーズ。
Kemble’s Cascadeはくちょう座の小オリオンに続く第三弾は、りゅう座のLittle Queen (Kemble 2)です☆
この星列も、Kemble’s Cascadeにその名を残した天文家ケンブル (Lucian Kemble、1922-1999)により報告されました。
ところでこのQueenとは、ギリシア神話に登場する古代エチオピア王ケフェウスの妻で、アンドロメダ姫の母であるカシオペア座です。
りゅう座のΧ星の近傍で輝く7~8等の星々が、丁度Wの形に見えるのが驚きです♪
別名はミニ・カシオペアですが、こちらの方が理屈なしに楽しめる命名だと思います。

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(Sep. 26, 2017 810A AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600  Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて3min X6枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり 静岡市葵区俵沢)

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# by dr_piano | 2017-10-15 08:10 | 星座 | Comments(8)

NGC7331とステファンの五つ子

久し振りの300mmによる無謀シリーズは、この時期の澄んだ秋の天頂を駆け抜けるペガサス座からです。
そして今回のターゲットは、四辺形の一角であるβ星の北西約9度に位置する系外銀河NGC7331と、そのすぐ南に見える密集銀河群「ステファンの五つ子」になります↓

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ところでこのように密集した小規模銀河群は全天に数多く確認されていまして「ヒクソン・コンパクト・グループ(Hickson Compact Group: HCG)」というカタログにまとめられています。
そしてこの銀河群にもHCG92という番号が付けられていますが、1877年にフランスの天文学者ステファン氏が発見したことから、上記のように呼ばれているわけです。
さて「五つ子」を詳しくみていきますと↓

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a (NGC7320、 13.6等)
b (NGC7318B、13.9等)
c (NGC7319、 14.1等)
d (NGC7318A、14.3等)
e (NGC7317、 14.6等)
f (NGC7320C、16.7等)
のうち、a~eの五つが似たような光度なのですが、実はaの銀河(NGC7320)は距離が4000万光年とb~fの2億9000万光年に比べますと7倍も近く、たまたま同じ方向に見えていることが分かっています。
このようにして、ステファンの五つ子として発見された近接銀河のうち、NGC7320はHCG92には含まれず、その代わりにf(NGC7320C)を加えた五つの銀河が、その構成メンバーとしてカタログに記されています!
それにしても2億9000万年前の光を、今このようにとらえていること自体が、実に不思議な感じになります☆
さらに小型カメラレンズでも、16等級の銀河がおぼろげながらにも撮影出来た事に、驚いています!

(Sep. 26, 2017 810A AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600  Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて3min X12枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり 静岡市葵区俵沢)


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# by dr_piano | 2017-10-11 00:33 | 星雲星団 | Comments(8)

ハート&ソウル星雲

毎年この時期になりますと必ずレンズを向けてしまうのが、「ハート星雲」(IC1805+1795、画面右)と「ソウル星雲」(IC1848)のペアです。
今回は静岡の街明かりが気になる近場からの撮影でしたので、一度安倍奥の遠征時に狙ってみたいです!

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(Sep. 26, 2017 810A AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600  Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて3min X12枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり 静岡市葵区俵沢)

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# by dr_piano | 2017-10-08 08:47 | 星雲星団 | Comments(8)

再処理による分子雲と二つの彗星

前回のカリフォルニア星雲とプレアデス星団のショットでは後者が完全に飽和してしまい、納得がいきませんでした。
そこで気を取り直して控えめの処理を辛抱強く続けていましたら、どうにか理想に近い背景とプレアデスの青を維持出来ました☆↓

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またこの画像には二つの彗星が写っておりまして、その一つはカリフォルニア星雲の左に見える、エメラルドグリーンを呈したアサシン彗星(C/2017 01)です↑

そしてもう一つは、プレアデスの右斜め下のパンスターズ彗星(C/2015 ER61)です↓

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暗いながらも立派な尾が伸びているのが、彗星ファンにはたまらないですね!
アドバイス頂いた星船さん、ありがとうございます!
(Oct. 1, 2017 D810A SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art ISO1600 F1.4→3.5 Capture NX-Dで現像 ステライメージ7にて4min×16枚コンポジット後 ダーク&フラット処理 デジタル現像 カブリ、レベル、トーンカーブ補正 スカイメモRにてノータッチガイド 静岡市葵区梅ヶ島)


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# by dr_piano | 2017-10-04 22:26 | 星雲星団 | Comments(8)

カリフォルニア星雲~プレアデス周辺の分子雲

先週末は夜半の月没後の時間帯を狙い、星見仲間と安倍奥までの遠征でした。
そして現地に到着してみると、これがGPVの予想通り満天の星空☆
そこで早速期待に胸を弾ませ、撮影を始めましたが・・。
これがなぜか撮影途中から色バランスが崩れ出してしまうハプニングに。
当然のことながら撮影後の画像処理が難しく、憧れの分子雲は描出出来たものの、プレアデスに至っては完全に飽和!という結果になってしまいました。
これは大気の影響によるものか、はたまたセンサーの異常からなのか?
次回の遠征までには、原因を究明したいと思います!

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(Oct. 1, 2017 D810A SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art ISO1600 F1.4→3.5 Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて4min×16枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド 静岡市葵区梅ヶ島)

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# by dr_piano | 2017-10-02 14:46 | 星雲星団 | Comments(10)