再処理によるM42とNGC1999の「宇宙の穴」

デジタル写真の面白さの一つが、撮影後の処理プロセスをいろいろ試して、何度でもチャレンジ出来る事です。
このM42は昨秋、川根本町で撮影したものですが、その後のフラットの撮り直しと現像処理の変更で背景が引き締まり、星間雲が浮かび上がってきました☆
そして次なる目標は多段階露出で星雲中心部の飽和を押さえる事ですが、これは是非、来期にトライしてみようと思います♪↓
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ところで画面の下(南)に見える反射星雲NGC1999には、星雲に空いた「宇宙の空洞」が確認出来ます↓
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この空洞は赤外線天文衛星「ハーシェル」の観測によりますと、若い星から噴き出すジェットがNGC 1999を形成するガスやちりを貫通してできた「巨大な穴」と考えられるそうです(画像では中央やや右の小さな穴ですが)。↓
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このような最新鋭のシステムによって解明しつつある宇宙現象を、確認レベルとは言え小型軽量のレンズでも捉える事が出来て、とても嬉しいです!
(D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600  Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて3min ×10枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり 川根本町)

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by dr_piano | 2017-02-28 14:59 | 星雲星団 | Comments(8)

41P/タットル・ジャコビニ・クレサック周期彗星

昨夜は星見仲間の方に探して頂いた厳冬期用観測地に、初めて行ってきました♪
ここは標高が500m以上あるものの凍結の心配がなく、さらに静岡市街からの光害の影響が安倍川河川敷に比べて約1/2に軽減するので、本川根まで行く時間のない時には(冬場に限らず)手軽に通えそうです。
そのようなわけで満天の星空のもと、いつものように駿府星見隊!の3人で集まり、楽しく春の天体を撮影してきました☆
そしてその第一弾は、41P/タットル・ジャコビニ・クレサック周期彗星です。
この彗星は残念ながら肉眼彗星にはなりませんが、4月には9等級まで明るくなるとの予報でして、私のカメラレンズでも充分に撮影の対象になりそうです。
現在11等級とのことですが、広がったコマのエメラルド・グリーンをとらえることが出来て満足です!
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(D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 Capture NX-Dで現像後
ステライメージ7にて3min×8枚 彗星核にてコンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり 静岡市葵区平野)

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by dr_piano | 2017-02-26 11:23 | 彗星 | Comments(10)

沈みゆく冬の天の川

仕事の都合で前回の新月期の撮影チャンスを逃してしまったため、しばらくは年末の撮影分でつないでいこうと思います。
今回は川根本町の暗い空の下で撮った、天の川のハイライトです☆
おなじみの冬のスター達の共演は、いつ見ても美しいですね♪
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(D810A  NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED F2.8→4 ISO1600 ステライメージ7にて3min×8枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド 川根本町)

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by dr_piano | 2017-02-21 08:06 | 星座 | Comments(8)

トールのカブト星雲(NGC2359)

300mmレンズの限界に挑戦するシリーズ。
今回はその形状がトール(北欧の神話に出てくる戦闘神)の兜に似ていることから、「トールのカブト星雲」と呼ばれている、おおいぬ座の淡い散光星雲です。
撮影はいつものように安倍川河川敷からなので、光害の影響は覚悟の上でしたが、それでも抜群の透明度に期待して露出すること48分・・。
すると中央の青い部分のヘルメットと、その左右の紫色の角が炙り出せました(写真は左が北になります)↓

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ところでこの星雲には、もともと赤色巨星であった星の外層が吹き飛ばされ中心星として残った、ウォルフ・ライエ星(HD 56925)という、11等の青色巨星が存在しています。
これは他の恒星に比べて表面温度が非常に高く、強い恒星風が吹いている星で、この兜構造はウォルフ・ライエ星から噴出したガスが広がってできた、宇宙の泡なのだそうです。
そしてこの神秘的な色合いもまた、この特殊な環境を反映しているのかもしれませんね☆
(D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 Capture NX-D で現像後 ステライメージ7にて3min×16枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり 静岡市葵区俵沢)

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by dr_piano | 2017-02-07 23:24 | 星雲星団 | Comments(10)

ふたご~いっかくじゅう座の天の川

近年静岡市の光害が気になる安倍川河川敷での撮影ですが、それでも天頂~南西の方向は比較的カブリの少ない画像が得られます。
そのためこのホームグラウンドでは、この時期が冬の天の川を撮るチャンスなのです。
今回はエンゼルフィッシュとバーナードループが寸断された、ちょっと変わった構図になりましたが、このふたご~いっかくじゅう座の微光星群の濃さは、夏の天の川の「バンビの横顔」付近を彷彿とさせます。
宝石のような星々と色鮮やかな星雲群、そしてベテルギウスの黄色が実に印象的な星域です☆
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(D810A  SIGMA 50mm DG HSM Art F1.4→4 ISO1600 Capture NX-D で現像後ステライメージ7にて3min×16枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド 静岡市葵区俵沢)

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by dr_piano | 2017-02-03 09:59 | 星座 | Comments(8)