ジョンソン彗星(C/2015V2)とNGC5023

11/20の時点では、月明もあり確認レベルに終わってしまった、ジョンソン彗星(C/2015V2)。
そこで先週末に再度レンズを向けてみますと、小さな尾をもつ彗星とエッジオン銀河のNGC5023との、ツーショットが撮れました。
銀河の光度が12.8等ですので、彗星も12等前半と推測されます!
まだまだ暗いですが、今後どのような展開を見せてくれるのか(あまり過剰な期待はかけないで)見守っていきたいと思います☆

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(Nov. 26, 2016 D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 ステライメージ7にて2min×3枚
(彗星核で)コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり)

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by dr_piano | 2016-11-29 07:58 | 彗星 | Comments(8)

きりん座の IC342

前回の新月期に本川根町での素晴らしい星空を体験して以来、光害で明るい空に敢えてレンズを向けることの時間と労力の無駄を実感しました。
それ故、ホームグラウンドである安倍川河川敷では、もっぱら空の暗い北~北西~天頂の対象に限って撮影することにしました。
とは言え相手は無限の大宇宙です☆
星域をかなり限定したところで、被写体に困ることは何もありません。
それどころか一夜で1~2ショットに限った方が、撮影の集中力も維持出来るように思えてきたのです。
というわけで、新しい撮影スタイルを昨夜試してみました。
①撮影対象を一つに絞り(今回は敢えて難敵、きりん座のIC342です!)
②撮影中のピント&極軸のチェックを数ショット毎に施行し、
③目標は最低1時間の露出です。

その結果ですが、一コマ4分×22枚露出して(強風の影響もあり4枚はボツでしたが)ガイド成功率は300mmで、8割以上でした。
さらに露出時間も(今までの最高だった48分を大幅に上回る)72分と初の一時間超えガイドに成功です^^

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(D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 ステライメージ7にて4min×18枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり)

ところできりん座IC342は(マゼラン雲などの不規則銀河を除けば)M31とM33に続く見かけの大きさを持つ銀河でありながら、いわゆるフェイスオン銀河であることと、我々の銀河赤道付近に位置するためその塵の隠蔽により、観測が困難と報告されています。
しかし銀河系の星々が重なり、とても賑やかな雰囲気を醸し出しているところが、かえって新鮮で気に入っています♪

この300mm望遠でのお気軽撮影ですが、極軸がしっかり合えば最大5分以上のノータッチガイドが可能な気がしてきました!
引き続き、トライしてみようと思います♪

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by dr_piano | 2016-11-26 23:14 | 星雲星団 | Comments(10)

M891とAbell 347

昨夜は星仲間の方からのお誘いで、いつもの近場へ観望プチ遠征をしました。
現地に着きますと時々雲が通過する空模様で、透明度も(私の感覚では)7/10とあまり良くなかったのですが、それでも口径12cmの屈折望遠鏡で見る二重星団の美しさとその迫力に、感激でした☆
ところでこのまま望遠鏡での星空散策&談議をして終わろうかと思っていたところ、突然全天が晴れ上がりました。
そこでせっかくなので、一対象30分露出で撮ってみたのが今回のM891です↓

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アンドロメダ座にあるエッジオン銀河で見事な暗黒帯もあり、その均整の取れた美しさが気に入っています♪
ただこの星域には、銀河の王様M31とM33があるため、その陰に隠れてあまり目立たないのが気の毒な感じです。
さてこの美しいM891を撮ってみたかったのにはもう一つの理由がありまして、それは画面中央の輝星を対称に左下側に拡がるAbell 347と呼ばれる銀河団が、300mmレンズでどこまで写るか試してみたかったのです。
Abell 347は30個ほどの銀河を含み,「ペルセウス-うお超銀河団」を構成する主要な銀河団のひとつと言われています。
我々から2億5000万光年も離れているため、 平均光度も13~15等級といずれもかすかな銀河が多いものの、空気の澄んだ晩秋~冬に南中するため、手軽に撮影出来る深宇宙天体のひとつと言えます↓

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ここで星図を頼りに主な銀河を同定してみましたが、この辺りのちょっとぼや~としたシミは皆銀河のようです^^
キリがないのでこのあたりにしておきますが、真ん中の輝星の下に恒星と並んだコマ収差のようなシミも、実はPGC9108という銀河でした!
ところでこのPGCはPrincipal Galaxies Catalogueの頭文字でして、1989年に発刊された総数13万にも及ぶ膨大なカタログだそうです。
その特徴は、従来から使われている他のカタログ番号も含めて網羅した点です。
例えばアンドロメダ銀河の伴銀河であるM(メシエ)32=NGC221=PGC2555のように対応しているわけですが、この分類作業も大変だったでしょうね。
というわけで、当夜は急いで撮影したためガイドの微妙なブレがあるのが残念ですが、それでも小さな300mmレンズで、大宇宙の奥深い光をとらえることが出来て嬉しかったです☆
(D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO3200 ステライメージ7にて3min×8枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり)

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by dr_piano | 2016-11-23 17:55 | 星雲星団 | Comments(10)

ジョンソン彗星(C/2015V2)

現在りょうけん座を移動中のジョンソン彗星(C/2015V2)の初撮りです。
雑誌の記事によりますと、このところ順調に増光中のため、来年4月の最接近時には4等級まで明るくなると期待されています!
そこで今朝、月明りは覚悟の上、いつもの河川敷までプチ遠征をしてきました。
結果は確認レベルの写真ではありますが、左上方に淡い尾らしきものが見える感じです♪
このあと彗星はM51とM63の間を通過していきますので、次回の新月期には中望遠レンズで写らないか、試してみたいと思います☆
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(Nov. 20, 2016 3:12~ D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO3200 ステライメージ7にて30sec×6枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり)

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by dr_piano | 2016-11-20 22:03 | 彗星 | Comments(8)

M1(カニ星雲)とM33

2週前の遠征の写真から、今日は300mmによる、M1(カニ星雲)とM33です。
まずはカニ星雲から↓
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当然ながら焦点距離不足ですね!
フィラメント構造なんてまったく写らないどころか、カニというより可愛い佐渡ヶ島、といった感じです♪

そしてさんかく座のM33です↓
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これまで何度も撮影しているお気に入りの銀河の一つですが、さすがに透明度の良い空の下だと細部まで写って気持ちが良いです♪
M31とともに、今後も300mmでじっくり狙っていきたいと思います☆
(D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 ステライメージ7にて3min ×6枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり)

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by dr_piano | 2016-11-19 22:44 | 星雲星団 | Comments(12)

カノープス -勘行峰林道からのレポート-

※コメント機能が、無事に回復しました!
一時ご迷惑をおかけしました(11月17日、8:12記)

きれいな空の下でカノープスが観望出来、さらに憧れのガム星雲が撮影出来そうな場所を探そうと、先週末は勘行峰林道まで車を走らせました。
観測スポットは林道で唯一南方の視界が広がる遠征候補地・笹山登山口の駐車場です。
するとどうでしょう!
低空に雲がかかっていたにもかかわらず、カノープスがはっきり確認出来ました☆↓
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そして20分後に再度撮影したものが次の写真です↓
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ガム星雲は「とも座のζ星」から「ほ座のγ星」の間に拡がりますので、南中時ならある程度の高度で見えそうです。
ただ次なる問題点が浮上しました。
・南方低空が確認出来る位置からは、北に山が迫り北極星が見えないこと。
・南中の方向に藤枝市の街明かり(画面右下)が見えること。
前者に関しては、極軸ドリフト法で対処出来そうですが、光害だけはどうしようにもありません(画像処理での苦戦が予想されます!)。
残念ながら、ここでの南天の淡い星雲の撮影にはちょっと無理がありそうです。

そこであらためて光害マップを見てみますと・・。
やはり東海地方の海岸線は一様に明るいので、南天を撮影するには太平洋上に張り出した海岸線(出来れば半島の先)からの撮影が一番有利ということになります。
そして静岡市から1時間半圏内でアクセスの良い海岸と言えば、御前崎が真っ先に思い浮かびます(理想は南伊豆ですが、天候の予測がつかず気楽には遠征出来ません)。
またネットで調べてみますと、御前崎最南端から南方に6等星が肉眼で確認出来るという情報もありましたので、次回のロケハンは御前崎を予定しています♪

最後に当夜のもう一つの目的だった、安倍奥の盟主、山伏(2014m)から眺めた夜明け前の富士です↓
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ここからの牧歌的な風景が好きで、毎年年賀状用の写真撮影に出かけています♪
今回は雲海こそ出ませんでしたが、その代わりに天上界と地上界の間で輝く、クリーム色の雲が主役でした(富士上方に輝くのは、うしかい座のアークトゥルスです)!
(E-M5 MZD12mm F2.8 ISO800 ; カノープスは5sec×14枚&20枚の比較明合成、富士山は30secの固定撮影)

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by dr_piano | 2016-11-15 10:56 | 星座 | Comments(10)

エンゼルフィッシュ星雲と餌の周辺

先日の遠征の第二弾も、やはりオリオン座からです。
静岡市街からの光の影響を受ける安倍川河川敷からでは、何度試みてもうまく炙り出せなかった「エンゼルフィッシュ星雲」(Sh2-264)。
でもさすがに藁科川上流の暗い空の下ですと、その美しい姿をとらえることが出来ました♪
ところでここで気になったのが、魚の輪郭の周囲に浮かぶ赤褐色のヴェールです。
これは(強引な!)画像処理によるムラ?それとも分子雲?
そこでブログ諸氏のレポートをいろいろ検索したところ、実はこの辺りには分子雲が多いことが分かりました☆
実際「エンゼルフィッシュの餌!星雲」(Sh2-263 & vdB 38)の右斜め下方にある赤褐色の星雲は、Sh2-265と呼ばれているそうです。
まあどの対象にしてもそうですが、長時間露光をしますと、また違った景色が見えてくるところが面白いですね。
というわけで、次回はもっとたっぷり露出をかけて臨みたいと思っています!

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(D810A Apo-Sonnar T* 135mm F2→2.8 ISO1600 ステライメージ7にて4min ×9枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり)

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by dr_piano | 2016-11-13 00:12 | 星雲星団 | Comments(10)

ケフェウス座のNGC7822とCed214

先週末の素晴らしい遠征の興奮冷めやらぬ毎日です☆
しかしながらその一方で画像処理が進んでいませんので、今回は遠征前の最後の一枚、ケフェウス座のNGC7822(画面上)&Ced214(画面下)をUPします。
この散光星雲はSH2-170と合わせて天文ファンの間では、その形からクエスチョン星雲と呼ばれていますが、カシオペア~ケフェウス座付近を広角レンズで撮影するといつも赤く写ってくるので、以前から気になっていました。
天の北極に近い位置にありますので一年中見えているはずですが、いざ写真撮影となりますと、やはり高度が上がる秋が好機なので、9月上旬にトライしてみました。
その結果ですが・・。
当夜は途中から雲が多くなり撮影時間が稼げなかったため、画像処理も必要以上に強くなり、当然のことながら粗い画像なってしまいました。
その後再挑戦の機会をうかがっていましたが、結局今秋の悪天候のため断念。
次期への課題となった次第です♪
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(D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 ステライメージ7にて3min ×9枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり)

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by dr_piano | 2016-11-10 08:17 | 星雲星団 | Comments(10)

M42

昨夜は約2ヶ月振りの星見を、川根本町の新観測地で楽しみました☆
星仲間の方からのお誘いで初めて行ってみたのですが、1時間のドライブでこのような暗い夜空を体験できるとは、夢のようです♪
そして皆さんと星空談義に花を咲かせながらの写真撮影&双眼鏡での観望で、あっという間に天文薄明までの時間が過ぎて行きました^^
星好き同士で眺める夜空って、本当に良いものですね!
というわけで、久し振りの投稿は冬を代表するオリオン座のM42になります。
当然今年の初撮りでもあり、気合いを入れて当初は3分×20コマ=1時間露出を狙いましたが、途中からスカイメモの機嫌が悪くなり、10コマ=30分で断念しました。
しかしながら画像のコントラスト&色合いが素晴らしく、処理がとってもスムーズに進みました♪
(なお星雲を横切っているのは、いつものように人工衛星です!)
このスポットの空の暗さと透明度の良さを、あらためて認識した次第です。
これからも機会があれば遠征してみたいです☆
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(D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 ステライメージ7にて3min ×10枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり)

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by dr_piano | 2016-11-06 14:27 | 星雲星団 | Comments(16)