カテゴリ:星雲星団( 103 )

やはりM42西部の星雲群は美しかったです!

昨夜は今秋で最高の星空になりました☆
そこでいつものように、星見仲間の皆さんと藁科川上流のスポットに遠征したわけですが、私は都合で夜半からの参加でしたので、すでに西に傾き始めたアンドロメダ等の秋のメジャーな対象は最初からスルーしました。
そのかわり先日の光害下の試し撮りでも青い反射星雲が確認出来た、M42西部の淡い散光星雲に狙いを定めての撮影開始です。
まずはアポゾナーでの全体像からですが、さすがに透明度の良い観測地ですといつもの河川敷とは比べものにならないくらい、いろいろハッキリ写っています(Apo-Sonnar T* 135mm F2→3.2 4min×5枚)↓
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まずはリゲルの周囲~下方(南)に延びるバーナードループの末端部。
そしてエリダヌス座β星のCurusaの南には、お馴染みの魔女が顔立ちクッキリで浮かび上がります。
さらに北東にはオリオン座の反射星雲NGC1788と南に繋がる赤い散光星雲等々・・。
これらも単独でじっくり撮りたいところですが、今夜の目的はオリオンのη星とτ星の間に広がる星雲群なので、ここで300mmレンズにバトンタッチです(AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 4min X23枚)↓
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画面下の横になったV字のSh2-278を始め、その上方に広がる青~紫の星雲が実に美しいですね。
すぐ東隣にあるM42があまりにも有名で見栄えがするので、この星域はあまり注目されませんが、私個人的には赤と青が絶妙にブレンドしているこの星雲群の美しさは、あのアンタレス付近のそれに匹敵するものと確信しています。
ところで相手が超薄い星雲のため、当初の目標は最低2時間露出としてスタートしましたが、90分を過ぎた辺りから、星像が微妙に流れ出したので、やむなく終了となりました。
原因は不明ですが、画像処理中に見直してみますと並進移動が大きいので、オートガイドのないこのシステムの限界かもしれません。
これは今後の課題にしたいと思います。
(共通データ:Nov. 19, 2017 810A ISO1600  Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にてコンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド 川根本町)

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by dr_piano | 2017-11-19 22:36 | 星雲星団 | Comments(0)

まるでマンボウのようなエンゼルフィッシュ星雲

先日の台風一過の撮影分から、今回はエンゼルフィッシュ星雲です。
この星雲は今年で4年目のチャレンジになりますが、過去の経験から暗い空の下での長時間露出が基本と言うのは重々承知しております。
ただ当夜は透明度が良かったのと、さらに星雲の位置が分かりやすいこともありまして、ついついレンズを向けてしまいました。
その結果ですが・・。
やはり短い露出時間では、ベテラン諸氏の作品のようなキレイなお魚の形にはなりませんで、どことなく痩せたマンボウになってしまいました!
ただ星雲の西には星間分子雲がありそうなので、次回の藁科川遠征ではM42とともに撮影リストに入れておきたいと思います。

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(Oct. 25, 2017 D810A Apo-Sonnar T* 135mm F2→3.2 Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて3min×8枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド 静岡市葵区俵沢)

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by dr_piano | 2017-11-09 07:05 | 星雲星団 | Comments(8)

再処理のM42付近

先程テレビを見ていましたら、静岡市の10月の降水量は例年の240%だったそうです。
さすがにこれでは、星見遠征に2回しか行けなかったことにも、当然ながら納得です。
ただその分時間に余裕がありましたので、秋の夜長をひたすら画像処理に充てることが出来ました。
そして旧作のうち空の条件の良かった素材を選んで、フラット、カブリ、コントラスト、ハイライト調整等々、少しずつ手をかけて完成した一つが、このM42です。
今回はハイライトを抑える事で、トラペジウム付近の飽和をある程度は軽減出来ることが分かり、これは今後への参考になります。
また馬頭星雲のカットされたちょっと不思議な構図ですが、これはフレネルレンズによる輝星(この場合はアルニタク)の汚ないフレアを避けるための、苦肉の策であります。
確かにこのような弱点もあるものの、300mmレンズの切れ味の良さ&軽快なフットワークは魅力的です。
今後もスカイメモとの組み合わせでその性能をどこまで発揮出来るか、チャレンジしてみるつもりです!

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(Nov. 5, 2016 810A AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600  Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて3min X10枚コンポジット&編集 フォトで微調整 スカイメモRにてノータッチガイド 川根本町)

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by dr_piano | 2017-11-01 19:10 | 星雲星団 | Comments(8)

M42西部の淡い散光星雲

先週の台風一過の快晴のもと、期待して出掛けたウィークデイのプチ遠征。
初日は山稜から湧き上がるガスのため早々と退散しましたが、二日目は夜半から晴れ出したので、滞在時間を1時間と決めての速攻となりました。
そこで対象としたのが、以前から気になっていたM42西部の淡い散光星雲です。
今回は静岡市街の淡い光の中にもかかわらず、M42と魔女の横顔星雲の中間の散光星雲から上方に広がる、かすかな青い反射星雲が確認出来たのにはビックリです。
そしてプレアデス付近、青い馬星雲、アンタレス付近等々、大宇宙の中でも青く輝く星雲は貴重な存在だと思います。
次回は画面を少し上方(北)にずらして、透明度の良い安倍奥や藁科源流の夜空で撮影してみようかと思います。

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(Oct. 25, 2017 D810A Apo-Sonnar T* 135mm F2→3.2 Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて2min×7枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド 静岡市葵区俵沢)

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by dr_piano | 2017-10-28 19:14 | 星雲星団 | Comments(12)

M77とペルセウス座分子雲の再々処理

今回はくじら座にある、メシエ天体でも最大級の17万光年という直径を持つ巨大な銀河、M77です。
この銀河はその中心核から宇宙ジェットを噴出するなど、活動性の高い代表的なセイファート銀河として知られていますが、300mmレンズの分解能では銀河の渦巻き構造は確認出来ず、何かハロのようにしか見えないのが残念です。
ただこのクジラ座付近では系外銀河が多く観察出来まして、画面やや上のNGC1055(暗黒帯のあるエッジオンタイプ銀河)を始め、画面左下方のNGC1087、1090(ともに棒渦巻銀河)等々、ちょっとした賑わいをみせてくれるので撮影が楽しいです☆

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(Oct. 1, 2017 810A AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600  Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて3min X8枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり 静岡市葵区梅ヶ島)

そしてこちらはペルセウス座分子雲の再々処理です。
前回の再処理でプレアデスの飽和はだいぶ軽減されましたが、全体を見直してみますと、肝心の星の描写が眠くなり輝きを失っていることに気付きました。
ところでいつもの私でしたら、ここで先に進まず妥協してしまうところですが・・。
このところの悪天で夜はもっぱら画像処理に時間を割ける上に、タイミング良く同夜撮影行を共にした星船さんの素晴らしい作品が投稿されていたのです。
そこで早速、それをお手本に彩度等を微調節して、最終バージョンとしました!
これでも輝星は飽和傾向にありますが、今後段階露出等を試みながら星本来の美しい色と輝きを再現出来るようになりたいと思います。
そしてこのように奥の深い天体の画像処理の世界を、星仲間と一緒に勉強出来るのは、とても楽しいです^^

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(Oct. 1, 2017 D810A SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art ISO1600 F1.4→3.5 Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて4min×16枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド 静岡市葵区梅ヶ島)

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by dr_piano | 2017-10-20 10:16 | 星雲星団 | Comments(8)

NGC7331とステファンの五つ子

久し振りの300mmによる無謀シリーズは、この時期の澄んだ秋の天頂を駆け抜けるペガサス座からです。
そして今回のターゲットは、四辺形の一角であるβ星の北西約9度に位置する系外銀河NGC7331と、そのすぐ南に見える密集銀河群「ステファンの五つ子」になります↓

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ところでこのように密集した小規模銀河群は全天に数多く確認されていまして「ヒクソン・コンパクト・グループ(Hickson Compact Group: HCG)」というカタログにまとめられています。
そしてこの銀河群にもHCG92という番号が付けられていますが、1877年にフランスの天文学者ステファン氏が発見したことから、上記のように呼ばれているわけです。
さて「五つ子」を詳しくみていきますと↓

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a (NGC7320、 13.6等)
b (NGC7318B、13.9等)
c (NGC7319、 14.1等)
d (NGC7318A、14.3等)
e (NGC7317、 14.6等)
f (NGC7320C、16.7等)
のうち、a~eの五つが似たような光度なのですが、実はaの銀河(NGC7320)は距離が4000万光年とb~fの2億9000万光年に比べますと7倍も近く、たまたま同じ方向に見えていることが分かっています。
このようにして、ステファンの五つ子として発見された近接銀河のうち、NGC7320はHCG92には含まれず、その代わりにf(NGC7320C)を加えた五つの銀河が、その構成メンバーとしてカタログに記されています!
それにしても2億9000万年前の光を、今このようにとらえていること自体が、実に不思議な感じになります☆
さらに小型カメラレンズでも、16等級の銀河がおぼろげながらにも撮影出来た事に、驚いています!

(Sep. 26, 2017 810A AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600  Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて3min X12枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり 静岡市葵区俵沢)


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by dr_piano | 2017-10-11 00:33 | 星雲星団 | Comments(8)

ハート&ソウル星雲

毎年この時期になりますと必ずレンズを向けてしまうのが、「ハート星雲」(IC1805+1795、画面右)と「ソウル星雲」(IC1848)のペアです。
今回は静岡の街明かりが気になる近場からの撮影でしたので、一度安倍奥の遠征時に狙ってみたいです!

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(Sep. 26, 2017 810A AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600  Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて3min X12枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり 静岡市葵区俵沢)

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by dr_piano | 2017-10-08 08:47 | 星雲星団 | Comments(8)

再処理による分子雲と二つの彗星

前回のカリフォルニア星雲とプレアデス星団のショットでは後者が完全に飽和してしまい、納得がいきませんでした。
そこで気を取り直して控えめの処理を辛抱強く続けていましたら、どうにか理想に近い背景とプレアデスの青を維持出来ました☆↓

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またこの画像には二つの彗星が写っておりまして、その一つはカリフォルニア星雲の左に見える、エメラルドグリーンを呈したアサシン彗星(C/2017 01)です↑

そしてもう一つは、プレアデスの右斜め下のパンスターズ彗星(C/2015 ER61)です↓

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暗いながらも立派な尾が伸びているのが、彗星ファンにはたまらないですね!
アドバイス頂いた星船さん、ありがとうございます!
(Oct. 1, 2017 D810A SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art ISO1600 F1.4→3.5 Capture NX-Dで現像 ステライメージ7にて4min×16枚コンポジット後 ダーク&フラット処理 デジタル現像 カブリ、レベル、トーンカーブ補正 スカイメモRにてノータッチガイド 静岡市葵区梅ヶ島)


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by dr_piano | 2017-10-04 22:26 | 星雲星団 | Comments(8)

カリフォルニア星雲~プレアデス周辺の分子雲

先週末は夜半の月没後の時間帯を狙い、星見仲間と安倍奥までの遠征でした。
そして現地に到着してみると、これがGPVの予想通り満天の星空☆
そこで早速期待に胸を弾ませ、撮影を始めましたが・・。
これがなぜか撮影途中から色バランスが崩れ出してしまうハプニングに。
当然のことながら撮影後の画像処理が難しく、憧れの分子雲は描出出来たものの、プレアデスに至っては完全に飽和!という結果になってしまいました。
これは大気の影響によるものか、はたまたセンサーの異常からなのか?
次回の遠征までには、原因を究明したいと思います!

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(Oct. 1, 2017 D810A SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art ISO1600 F1.4→3.5 Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて4min×16枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド 静岡市葵区梅ヶ島)

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by dr_piano | 2017-10-02 14:46 | 星雲星団 | Comments(10)

NGC253とNGC288

秋の系外銀河の中でも、アンドロメダ銀河(M31)、さんかく座銀河(M33)に次いで見やすいのが、ちょうこくしつ座のNGC253です。
南天の低い位置のため静岡市の光害をもろに受けますが、それでもしっかり写ってくる姿は迫力十分です。
そして画面南(下)の球状星団(NGC288)との対照も印象的です☆

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(Sep. 26, 2017 810A AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600  Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて2min X6枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり 静岡市葵区俵沢)

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by dr_piano | 2017-09-29 08:53 | 星雲星団 | Comments(8)