2016年 09月 08日 ( 1 )

や座のM71とHarvard20

夜空の季節は秋~冬に移行しているとは言え、まだまだ夏の星雲星団も撮り頃です。
特にホームグラウンドにしている河川敷は南東の空が明るいので、あえて星々が南中を越えて西に傾きかけた頃を見計らって撮る対象が結構あります。
そして今回のや座もその一つでありまして、特徴的な星の並びが丁度フルサイズ+300mmで収まりました!
まあ偶然とは言え、同じような光度の4つの星が矢の形に揃ったものだと感心します。
さてこのような小さな星座ではありますが、星雲星団ファンにとっては、まずM71という球状星団が気になるところです。
実視等級は8.4等ですが、球状星団としてはかなりまばらで写真写りも良く、星座を構成する3~4等星と同様の明るさに写ります↓
e0344621_17331537.jpg


さらにこのM71付近を拡大しますと、南東すぐのところに、これまたまばらな散開星団、Harvard20が確認出来ます↓
e0344621_17334134.jpg

このHarvardという星団カタログは初めて目にしたので、ちょっとネットで調べてみましたら、1930年にアメリカの天文学者H.シャプレー(1885-1972)が発表した、"Star Clusters"という本が元になっていて、もともと21個の星団があるそうです。
そのうちNGC分類等と重複しているものを除いて10個がHarvardの名前で呼ばれますが、半分は南天でしか見えないようです。
それにしても天の川近くの微光星の多い領域にもかかわらず、この星の並びを星団と決定出来る観察力には驚きです。
(D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 ステライメージ7にて3min ×8枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり)

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by dr_piano | 2016-09-08 17:35 | 星雲星団 | Comments(8)