魔女の横顔星雲(IC2118)
一度望遠レンズで狙ってみたかった、魔女の横顔星雲(IC2118)。
先日しし座流星群に向けての機材チェックで近場まで遠征したついでに、こちらも構図決めの予行練習です。
と言いますのも、この星雲を輝やかせているリゲルが写野に入りますと、特にフレネルレンズではフレアやゴーストが必至なのです。
そこで何度か試し撮りの後、輝星を写野からギリギリに外すようなフレーミングに落ち着きました。
それと処理中に気が付きましたが、この星雲の周辺にはバーナードループの末端の他、淡い分子雲がありそうです。
次回の遠征では露出時間を稼いで、これらの描出にも挑戦してみたいです!
まずは北が上の定番の構図ですが、このオリオン付近はひっきりなしに静止衛星が往来する、宇宙の銀座通りと言えます↓
そしてこちらが180度回転した画像です↓
大きな口、高い鼻、そして窪んだ眼が特徴の、魔女の横顔が想像出来ますでしょうか?
(Nov. 16, 2017 810A AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて3min X9枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド 静岡市葵区俵沢)
にほんブログ村
↑ブログランキングに参加中です。
クリック宜しくお願いします!
by dr_piano | 2017-11-17 01:41 | Comments(10)
魔女の横顔良い感じに仕上げられてますね、30分弱でこんなにはっきり出るのですね、私も以前180mmで狙いましたが
撃沈でした処理の仕方もうまく行きませんでした。
回転したこの構図だとほんとに魔女の顔ですね(見たことありませんが)撮らないと決めてましたが又狙って見ようかな。
そしたら次の写真で「瞬時解決!」
ほんとだほんとだ (≧∇≦)
これならまさに、「魔女」の横顔そのものですよね~。
あー、スッキリ!!! (これで今晩寝られます 笑)
痒いところに手が届くご親切な解説,
ありがとうございました (^O^)/
ご指摘のように30分弱の露出でも、どうにか星雲を炙り出せたのが嬉しかったです。
しかしながら周囲の分子雲や、下方(南)に繋がる星雲を描出するには、最低でも1時間は欲しいところです。
ところでこの星雲のネーミング、面白いですよね。
ちょっと青白い色調も、(私も遇ったことはありませんが)魔女の雰囲気にピッタリだと思います☆
この度は、魔女の顔をご承認頂きまして、ありがとうございます^^
その形のみならず、リゲルからの光に青白く浮かび上がる顔色の悪さが、まさしく魔女ですよね!
宇宙広しと言えども、星雲ソックリ大賞の上位に食い込むこと間違いなしの、完成度だと思います♪
な~るほど!逆さにすると魔女の横顔ですね。そういえばいつもの角度だと横顔にはなりませんです。
オリオン座は淡い星雲がすごくたくさんあって、うまく写っています。人工天体銀座はどうにもなりませんね^^;
おそらくこの角度が、魔女の正しい見方だと思います♪
そしてご指摘の静止衛星ですが・・。
こればっかりはどうにもなりません。
容赦なく人工天体が、魔女の顔面を貫いていきます^^
私も最初はどこが横顔か分かりませんでしたが、この180度回転でなるほどと、思うようになりました。
ところでこの星雲ですが、少なくとも40年前には紹介される機会が殆どなかったので、デジタル時代になってからの命名なのでしょうか?
星雲の雰囲気にピッタリの粋なネーミングだと思います。
ところで逆さ読みって・・。
こちらの方が私にとっては難しそうです^^
”魔女の横顔”一度は撮ってみたい天体ですが、けっこう淡く、周りはうすい赤もの?(分子雲?)がいっぱいあって、これが光害カブリ一緒になり、どのように画像処理していいのか訳が分からなくなったことがあります。(特にその色)アドバイスと言えるほどことはありませんが、やはりできるだけ光害のないところで、たっぷり露出して多くのコマを重ねることが基本でしょうか。がんばってください。楽しみにしています。
早速のアドバイス、ありがとうございます^^
仰るように星本来の色を楽しむためには、透明度の良い空の下での撮影が必須条件ですよね!
ところで今夜は久し振りの新月&快晴なので、仲間と遠征してきます☆
まずはオリオン西部のあの淡い星雲にチャレンジするつもりです♪
これからも宜しくお願い致します。