再処理のM42付近
先程テレビを見ていましたら、静岡市の10月の降水量は例年の240%だったそうです。
さすがにこれでは、星見遠征に2回しか行けなかったことにも、当然ながら納得です。
ただその分時間に余裕がありましたので、秋の夜長をひたすら画像処理に充てることが出来ました。
そして旧作のうち空の条件の良かった素材を選んで、フラット、カブリ、コントラスト、ハイライト調整等々、少しずつ手をかけて完成した一つが、このM42です。
今回はハイライトを抑える事で、トラペジウム付近の飽和をある程度は軽減出来ることが分かり、これは今後への参考になります。
また馬頭星雲のカットされたちょっと不思議な構図ですが、これはフレネルレンズによる輝星(この場合はアルニタク)の汚ないフレアを避けるための、苦肉の策であります。
確かにこのような弱点もあるものの、300mmレンズの切れ味の良さ&軽快なフットワークは魅力的です。
今後もスカイメモとの組み合わせでその性能をどこまで発揮出来るか、チャレンジしてみるつもりです!
(Nov. 5, 2016 810A AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 Capture NX-Dで現像後 ステライメージ7にて3min X10枚コンポジット&編集 フォトで微調整 スカイメモRにてノータッチガイド 川根本町)
にほんブログ村
↑ブログランキングに参加中です。
クリック宜しくお願いします!
by dr_piano | 2017-11-01 19:10 | 星雲星団 | Comments(8)
M42綺麗に仕上げられましたね、矢張りこの星雲と近辺は毎年嫌と言うほど撮ったり見たりしてますが全然あきませんね。もくもくも凄いです。
なぜ何時も言いますが、オリオン座撮ると人口衛星が邪魔しますね、私達が行ってる周参見も飛行機と人工衛星が沢山入ります、仕方無いですね。
全天でも最も華やかなこの星雲ですが、ご指摘のように人工衛星が頻繁に飛来します。
そこで調べていますと、しっかりその原因を考察されている方がいらっしゃいました↓
https://blogs.yahoo.co.jp/toshiyaarai/17302377.html
本州でも我々の住んでいる地域ですと、M42近傍では人工衛星が必ず写ってしまうのですね。
残念ですが、こればっかりは諦めるしかないようです。
いつもはM42近傍をトリミングしていますが、300mmの望遠でもフルフレームでは、このように写角が広いのです☆
M31と並んでこのM42は、何度撮っても楽しいところですので、次は馬頭星雲を入れて、1時間超え露出にチャレンジしてみます^^
M42の周辺の星雲の描写素晴らしいです。それに、淡い星雲をこれだけはっきりと描写したうえでM42が飽和していない画像処理はどうやったのでしょうか?素晴らしいです。今度教えてください。
罵頭星雲をカットしたのも正解でしたね。
まずは本日はお疲れ様でした。
富士は残念でしたが、相手が自然ですからこれも仕方がないですね。
また機会を見つけてお誘いしますので、どうぞ宜しくお願い致します。
ところで今回の再処理ですが、(簡易)フラット&ダークを引いた後、カブリ補正までは慎重にやり直しました。
次にデジタル現像&レベル&トーンカーブ処理を控えめにして、最後はWINDOWS10の付属ソフト「フォト」で微調整しています(本日処理の項目に追記しました)。
このソフトはなかなか優秀でして、コントラスト&ハイライト処理をかけると、それっぽくなります(笑)。
しかしながら星本来の色は上手く引き出せないので、やはり限界は感じるソフトです。
私も思いきってフォトショップにいこうか、このところ考え中です。
またいろいろ教えて下さい!