Kemble’s Cascade、NGC1502とNGC1501

今回は昨秋きりん座のIC342を撮影した際、チャートに見慣れない星団があることに気付き、併せて撮っておいた星域です。
その名はKemble’s Cascade(ケンブルの滝)と言い、ケンブル (Lucian Kemble、 1922-1999)という天文家により報告されました。
いわゆる星団ではなく見かけ上の星列なのですが、約2.5度の直線上に7~9等級の10数個の星が(途中5等星の輝星を挟んで)きれいに並んでいます☆
画面では、散開星団NGC1502から右斜め上に並んでいる星々です↓
e0344621_20135152.jpg


ただ写真では微光星が写りすぎて星列が埋もれてしまいますので、全体に明度を下げてみました。
さらに(画面右を北に)回転してみますと、NGC1502から右斜め下に星の滴が転がり落ちるようになり、滝のイメージが出たかと思います↓
e0344621_20142364.jpg


ところで撮影時には全く気が付きませんでしたが、画像処理中にNGC1502の南約1.4度に何やら円盤状の星があるなあと思っていましたら、これがNGC1501という惑星状星雲でした。
小さな星雲ですが、やや青みがかった色合いと14等級の中心星まで描出しているのにはビックリ♪
そして思いがけない収穫に、何か得した気分です^^↓
e0344621_20151873.jpg

(D810A  AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED F4→4.5 ISO1600 ステライメージ7にて4min×8枚コンポジット&編集 スカイメモRにてノータッチガイド トリミングあり)

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村
↑ブログランキングに参加中です。
クリック宜しくお願いします!
[PR]

by dr_piano | 2017-01-19 20:22 | 星雲星団 | Comments(8)

Commented by 夕焼け熊五郎 at 2017-01-19 21:53 x
Toshiさん今晩は何時もながら色んな私の知らない星見せて頂き感謝します、機会あれば是非挑戦したいと思います、パクって御免なさい。
Commented by dr_piano at 2017-01-19 22:55
☆夕焼け熊五郎さん、こんばんは!
そしてマイナー天体シリーズにようこそ^^
手動導入にしか頼れない現システムでは星図が必須なわけでして、事前に目的天体の周囲をメモ帳に手書き&頭に叩き込んで撮影に臨んでいます♪
と言うわけでこの天体達もその副産物というわけです。
ただ天頂付近の撮影では、カメラを覗き込むにも無理な体勢のため、体のあちこちが痛くなってたまりません。
やっぱり自動導入かなあ!と思うこの頃であります♪

Commented by 星船 at 2017-01-19 23:31 x
toshiさんこんばんは。
な~るほど!星の雫が落ちていくようで可愛らしい配列ですね。こういうの好きです!
それにしても300㎜で小さくて暗い惑星状星雲がしっかり写ってビックリ。
次は私も珍しい対象を狙ってみます!
Commented by Angelheart at 2017-01-20 07:34 x
「星の滝」 素敵ですね☆彡
そして、星の海砂の中からそっとすくいとった手のひらの中に、
思いがけないものを見つけると嬉しくなっちゃいますよね♪
これからも、何か珍しいものが「採(撮)れた」らぜひ拝見させてください。(^O^)/
Commented by dr_piano at 2017-01-20 07:54
☆星船さん、おはようございます!
コンパクトな300mmでも思いの外写るので、一応何にでもチャレンジしています♪
これも俵沢での北天シリーズですが、条件が良ければ十分写真撮影に使える空の暗さだと思います☆
ただ2月までの厳冬期をここで済ませるか、または富士山麓まで遠征か、迷うところですね。
いずれにしましても、新月期を楽しみにしております^^
Commented by dr_piano at 2017-01-20 08:09
☆Angelheartさん、おはようございます!
このニックネーム、ロマンティックで良いですよね^^
星座を含めて星の並びは(宇宙のタイムスケールでは)ほんの偶然の出来事☆
何か面白い対象はないかと、くつろぎの時間はもっぱら星図を眺めている、この頃です♪

Commented by alpaprisma at 2017-01-21 02:23
こんな惑星状星雲が有るんですね〜、超新星爆発の残骸でしょうね。
Commented by dr_piano at 2017-01-21 06:02
☆alpaprismaさん、おはようございます!
私も画像処理をするまで知りませんでした^^
英名ではBlue Oysterと呼ばれるそうで、その詳細を観察(または撮影)するには、大口径&超焦点の望遠鏡が必要でしょうね☆
ただ確認レベルとは言え、小型軽量の300mmでもここまで写るのには感心しています♪